まさかの仲本工事

昨夜のNHK特番「テレビの、これから」を見ていたら、何と冒頭のミニドラマに仲本工事が出てきてビックリ。
ドラマの内容は、近い将来にテレビはお茶の間から消え、個人個人がネットやケータイで番組を楽しむ時代になるという物。
仲本工事は、三世代家族のお爺ちゃんの役で、お茶の間にテレビを置いての家族団欒にこだわるという役回り。。
最後は前転やバック転(一部本人じゃないと思われる場面はあったが)を披露し、タライが落ちて終わりでした。
また電柱に書かれた町名が「高木」だったりもしました


8時だョ!全員集合」の映像が出ると言う興味もあって視ていましたが、番組のテーマ自体も興味深いものでした。
ちなみに「8時だョ!全員集合」の映像はオープニングの出だしと、母ちゃんコントの一部でした。


さて番組自体の内容ですが、一般視聴者とテレビ関係者との討論形式でした。
↓テレビ関係者側が錚々たる顔ぶれでした。

民放連会長 広瀬 道貞
ジャーナリスト 嶌 信彦
コピーライター 糸井 重里
慶應義塾大学特別招聘教授・ドワンゴ取締役 夏野 剛
日本テレビ世界一受けたい授業」プロデューサー 福士 睦
TBSテレビ編成局長(元「朝ズバッ!」プロデューサー) 吉恕W 隆
フジテレビ「新堂本兄弟」プロデューサー きくち 伸
テレビ朝日「相棒」プロデューサー 松本 基弘
テレビ東京ガイアの夜明け」プロデューサー 加増 良弘
朝日放送探偵!ナイトスクープ」プロデューサー 松本 修
北海道テレビ水曜どうでしょう」ディレクター 藤村 忠寿
放送作家(「SMAP×SMAP」ほか) 鶴間 政行
NHK副会長 今井 義典
NHK「日本の、これから」プロデューサー 松尾 雅隆

その他に広告代理店の電通博報堂の社員もいました。
キー局だけではなく「探偵!ナイトスクープ」や「水曜どうでしょう」のローカル局でありながら全国区になった番組の関係者や、ニコニコ動画ドワンゴの関係者も呼んだ所がツボを押さえていると思いました。
しかし残念ながら番組の進行は、この面子を上手く活かし切れていませんでした。
予定調和の進行に無理矢理引っ張っていこうとしている感じで物足りなかったです。
一方一般視聴者側は、どうせ仕込みかと思っていたのですが、本当にアンケートに答えた一般人から選考したようです。
↓以下は参加者のブログです。
http://www.nire.com/2009/03/nhk-tv-korekara-makingof/
そのせいか結構鋭い質問も出て、テレビ関係者側は沈黙してしまい、司会者はうろたえるという場面もありました。
せっかくの討論形式なのだから、もっと突っ込んだ話を聞きたかったのに残念です。
テレビ関係者も立場上、テレビについてはネガティブな意見は言えないのでしょうが、余りにも視聴者との感覚のズレが感じられました。


将来、テレビは衰退していくか?
私個人は、今の現状ではそうなると思います。
実際に私自身がテレビ(地上波)を視なくなっています。
家に帰ったら、テレビよりパソコンの電源を入れます。
でもネット上の情報は不特定多数によるもので、その実態も発信責任者もあやふやです。
だからテレビを始めとする既存のメディアが全てネットに取って代わるとは思いませんし、そんなことになったら怖いと思います。


ところでWBCの中継が視られなかったとぼやいていた秋田の人がいましたが、なるほど民放局が少ない地方だとそういう事があるんですね。