「僕と長さんは旅に出た。」

さて、4月2日の日記で紹介した「僕と長さんは旅に出た。」を入手しました。
著者のダニーすがのは終戦後は進駐軍回りをし、その後は渡辺プロに所属のバンマスでした。昭和47年にバンドを解散し、渡辺プロに新設されたテレビ製作部門に参加したのでした。
長さんに連れられて初めてアフリカを訪ねたのは1975年で、個人的な付き合いも長かったようです。
本の内容は長さんの著作「ぶらりアフリカ」と被る部分はありますが、番組製作側としての視点と、長さんの知られざる素顔が書かれています。
この本の出版準備が始まったのは長さんが亡くなった直後だったようですが、著者本人はかなりショックを受けていたらしいです。
本を執筆する事で、一時的に元気を取り戻したかのようではありましたが、5月16日に長さんとアフリカの思い出が詰まった自宅で、ソファーに座ったまま後を追うように亡くなりました。
本人によるエピローグ、構成担当者による後書きは涙を誘います。
ここにまたひとつ、愛された長さんの姿を知ることが出来たのでした。