長さんの遺言?

婦人公論2006/10/22号

婦人公論2006/10/22号TOKIO松岡昌宏のインタビュー記事が載っていました。
その中に、ビールのCMで長さんと共演した時の話がありました。長さんが松岡昌宏に「お前たち、頼むよ」と言うので、「何をですか?」と聞き返すと、「いや、バンドやりながらバラエティーやるやつらはもう出て来ないと思っていたけど嬉しいねえ。TOKIOっていいねえ」と言っていたそうです。
そういや長さんは、自伝「だめだこりゃ」の中でSMAPの事もベタ誉めしていました。
私の感覚からすると、ジャニーズのタレントは若い女性向のイケメン集団にしか思えないので、ドリフターズの後継者と見るにはいささか抵抗があります。
私はTOKIOがバンドだという事を、この記事を読んで初めて知った位に疎いので、共演した長さんはドリフのように作り込んだ笑いが出来るグループだと、肌で感じ取ったのかと思います。
しかしこれは裏返せば、アドリブや内輪受けが中心になったお笑い界には、もうドリフの後継者は居ないという事でしょう。
そして先の発言から、ドリフターズは飽くまでもコミックバンドだという自尊心が感じられます。
俳優に転身した長さんですが、本心はずっとコントをやり続けたかったのではないでしょうか?そう考えると切なくなります。