昭和達人芸大全~笑芸・喜芸・すっとこ芸

DVD「昭和達人芸大全~笑芸・喜芸・すっとこ芸~二日目」をやっと見ることが出来ました。
紅白歌合戦の応援の様子を収録したものなので、あっという間に終わってしまいました。
とはいえ、1971年と1974年の二本立てで、貴重な映像でした。
1971年は勿論、荒井注時代のものです。
長さんだけが笛を吹きながら張り切って応援し、後方で残りの4人が寝転がってサボっています。長さんが振り返ると突然起き出し、いかにも一緒に応援している風に装います。ところが最後には長さんにサボっている姿がバレるというNASA音頭のパターンです。
1974年のは志村時代のですが、まだ志村が東村山音頭でブレイクする前です。
それでも結構オイシイ所を持っていく役に回っています。当時何とかして志村を売り出そうという努力が感じられました。
とはいえ、まだまだこの時代は加藤茶が一番のアイドルでした。
この時は剣道コントでの応援です。
紅白歌合戦は女性の紅組と男性の白組に分かれて競い合うので、男性グループのドリフターズは当然白組の応援となります。
ところが長さんだけ真っ赤ッかの衣装に身を包み、俺は紅組を応援すると宣言、高木、仲本、志村は文句を言います。
すると屏風の裏から加藤茶が顔を半分覗かせ、赤い衣装で自分も紅組を応援しますよ、言います。
しかし表に出ると、右半分は赤、左半分は白という衣装でした。
そして長さん対メンバーで剣を交えるのですが、いかにもドリフらしいリズム感のあるギャグでした。
ドリフ以外にも色々収録されていて、B21スペシャル時代のヒロミも出ていました。
この時代の芸人はドリフに限らず、リズム感がある人が多いなあ感じたのでした。