こういうのは正夢とは違うか

クロマキー撮影

かなり前の事ですが、スタジオで長さんと大橋巨線が、ザ・ピーナッツの歌に合わせて踊っているという夢を見ました。
時代は昭和30年代の様でした。まあ実際には有り得ない時代設定と組み合わせです。
ドリフに関連して、昔のテレビについての本を読み漁っていたので、そんな夢を見たのかと思います。
更に夢の中で長さんは下半身を水色の布袋に包んで、クロマキー撮影をしようとしますが、失敗して番組自体途中で無理矢理終わらせました。
この夢を見た後、我ながら「いくら昔でもそんないいかげんな事はしなかっただろう」と思いました。
ところが、日本のテレビの黎明期を綴った「トットチャンネル」を読んでいたら、当時は生放送だったドラマで失敗が起きて、始まって5分も立たないうちに、誰かがカメラの前に「終」の紙をおっつけて、終わらせてしまった話が載っていました。
「このころ、『終』と書いたエンド・マークのカードは、スタジオのいろんな所に落ちていて、いよいよ困ると、誰かが、それをカメラの前に、おっつけて、おしまいにしちゃうことが、よくあった」(同著)そうなのです。
私の見た夢は、意外と当たっていたのでした。

トットチャンネル (新潮文庫)

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