ドリフ映画の台本

財団法人松竹大谷図書館

長い連休が終わりましたが、皆さんはどのように過ごされたでしょうか?
私は予てからの念願だった、財団法人松竹大谷図書館へ行って来ました。
ここは、映画演劇の台本や関連資料を所蔵している専門図書館なのですが、平日にしか開館していないので、中々行く機会がありませんでした。
うちの会社が今年は5月1、2日の連休の谷間も休みだったため、やっと行くことが出来ました。但し、5月1日は休館日なので、チャンスは5月2日の一日だけでした。
勿論、目当てはドリフ映画の台本です。
閉架式なので、資料請求票に見たい資料を書いて、申し込みます。
今回は「ザ・ドリフターズのカモだ!!御用だ!!」の台本を申し込んだのですが、受け取ったのは4冊でした。
それらは物語の粗筋だけが書かれた薄っぺらい冊子、準備稿、改定稿、完成稿でした。
粗筋だけの冊子は、配役はドリフターズのメンバーしか書かれておらず、登場人物の名前や設定は実際の映画と違っている部分が有りました。
準備稿では、ちゃんと台本になっていましたが、登場人物の設定もほぼ完成映画通りですが、人物の名前や場面設定はまだ違っています。
改定稿では大きく書き直されており、完成映画に近い状態になっていました。
改定稿の幾つかのシーンを削り、少し手直ししたのが、実際に撮影に使われた完成稿です。それでも映画にあった台詞や動作が書かれていない部分が何箇所かありました。それらは、台詞の合間にあるちょっとしたギャグやリアクションが殆どだったので、多分撮影している内に継ぎ足していったのではないかと思われます。
台本を読むだけで、映画作りの過程を垣間見た感じです。
この図書館は名前通り、松竹系ですが、他の映画会社の台本も所蔵していました。そこで、ドリフ映画の中でも最もヤバイと言われる、東宝の「ドリフターズですよ! 特訓特訓また特訓」も閲覧してきました。
台本以外にも、ポスターやパネルや映画について掲載した雑誌記事なども閲覧出来るのですが、時間が無くなってしまったので、またの機会にすることにしました。
それから、映画だけではなく、昭和51年に浅草國際劇場で上演された「ザ・ドリフターズショウ」の台本もありました。
そして更に、「シナリオ」という雑誌に昭和47年の「8時だヨ!全員集合」の台本が掲載されていたので、コピーを頼みました。
これは、いつも通り「長さんあぷろだ」へUPしましたので、どうぞご覧になってください。


ところで昨日、日本テレビで「ニッポン人が好きな100人の偉人」という番組をやっていたのですが、長さんが57位にランクインしていました。