いつみても波乱万丈 ´ε` 高木ブー

今朝の「いつみても波瀾万丈」のゲストは高木ブーでした。
丸々一時間高木ブーで、見ごたえがありました。
戦前からジャズを聴くようなモダンな裕福な家庭に生まれ、しかも末っ子だったので、甘やかされて育ったそうです。
音楽の道へ進むきっかけになったのは、高校時代に兄からプレゼントされたウクレレ。初めは興味が無かったのですが、地元の祭りで演奏することになり、急遽練習を始めます。これが高木ブーの初ステージとなりました。
就職先に東京ガスが決まっていましたが(但し親のコネ)、音楽の道へ進く事を決意。ハワイアンバンドを結成して、リーダーだった時代もあったそうです。
ドリフターズへ引き抜かれたのは、楽器の腕前ではなく、その太った容姿がウケそうだったからだとか。昔は痩せていたのですが、大学生の頃から太りだしたそうです。
途中から加藤茶がサプライズ出演。テロップは出ませんでしたが、勿論、先月あたりに録画したものでしょう。
小野ヤスシらがドリフターズを抜けた時に、何で残ったのかと訊かれた加藤茶は、「長さんにあの顔で泣かれたから」と答えていました。
それまでは「長さんにあの顔で凄まれたから」と正反対の事を言っていました。まあ、ドリフメンバーが話す長さんの話はネタ(作り話)が多いので、どれが本当か分かりません。
面白かった話は、芸能人の長者番付に、高木ブーを除くメンバー全員がランクインされていたことを知り、長さんにギャラアップの交渉へ行ったら、「税金を取られるのと、還付金が返ってくるのとどっちがいい?」と言われ納得したというもの。
いや、それ騙されていますから・・・。この辺がやはりお坊ちゃま育ちなのでしょうか?
長さんは結構高木ブーに精神的に頼っていたようです。2人だけで安酒場で飲みながらグチこぼしたり、高木ブーを叱る形でメンバーへの不満をぶちまけたり・・・。
自ら「第5の男」と謙遜していますが、高木ブーが居なかったら、本当にドリフターズの中はギスギスした感じで、分裂していたのではないかと思います。
プライベートでは、早世した奥さんの話も出ました。
8時だョ!全員集合」終了後、やっと家族との時間が取れるようになり、夫婦でクルージングの旅へ出かけたりと充実した日々を送っていました。
しかし、奥さんは脳腫瘍に犯され、医者に「余命5年」と宣告されます。
高木ブーは手術後車椅子生活を送るであろう奥さんの為に、家をバリアフリーに改築します。
しかし、余命宣告後2年足らずで改築した家を見る事無く、奥さんは逝去してしまいます。
今はその家で、孫の虎太朗君と過ごしています。将来ウクレレを教えたいそうです。
最後は高木ブーウクレレ演奏で締めです。
視ていて気になった事は、高木ブーの呂律が回っていなかった事です。
いわゆる年寄りが何喋っているか分からない状態です。
やっぱり着実に年を取っているのだなあ、と感じました。
ところで再現ドラマに高木ブーそっくりの人が出演していました。
ナベプロ社長のドラマ「ザヒットパレード」の谷啓以来のヒットです。
調べたらカントリーロードの市川悟という吉本の芸人さんでした。
http://blog.livedoor.jp/country_satoru_road/archives/50981145.html
長さん役も出ていましたが、顔ははっきり出ていませんでした。