春だドリフだ全員集合!!

加トちゃん

先週の話になりますが、シネマアートン下北沢で「春だドリフだ全員集合!!」を見てきました。
館内放送で断りのアナウンスがありましたが、フィルムがかなり痛んでいました。
まあ、鑑賞する分にはそれほど苦にはなりませんでしたが。
ストーリーですが、長さんは売れない落語家で、長さんの幼馴染で未だに子分扱いな荒井注高木ブー、飲み屋で長さんのつまみや酒を盗んで見つかり、強引に弟子にされた加藤茶が仲間として加わります。
テレビでは絶対的なリーダーの長さんですが、ドリフ映画では、情けない役や、せいぜい内弁慶な役どころが多いです。
仲本工事は、ちょっと距離を置いてイヤミキャラになる事もありますが、今回は特殊な位置に居ます。
でも相変わらずなのは、長さんと加藤茶の掛け合いです。長さんの理不尽さに反撃する加トちゃん
長さんは、真打披露の資金に加トちゃん郵便貯金と、地方巡業で知り合った地元のヤバイ名士から預かった小柳ルミ子を呼ぶ為の手付金を使ってしまったと「ひみつ日記」に書いて、それを加トちゃんが読み、怒り心頭。長さんに爆弾を仕掛けます。
仕掛けた爆弾がピース缶爆弾というのも時代を感じます。
それと、加藤茶の持っていた郵便貯金の通帳が、縦綴じで薄緑だったのですが、丁度郵政民営化の時期だったので、感慨深い物を感じました。
ところで、映画の中で、加トちゃんの貯金残高だった1,700円は、今ではどれくらいの金額だったのでしょう?
落語がテーマの映画ですが、長さんの師匠として三遊亭円生本人が出ていたり、永谷園のCMで有名な柳家小さんも出てたり、新宿末廣亭がそのまま出ていたりと、当時の落語教会の協力を得て撮影されたのではないかと思います。