日テレ開局55年記念番組 「ヒットメーカー 阿久悠物語」

この間の金曜日に作詞家阿久悠のドラマを放送していました。
作詞家としての阿久悠の全盛期は70年代。ドリフの思い出と被る部分があり、興味があって見てみました。
戦後昭和の芸能界を支えた人物のドラマ化は、渡辺晋和田アキ子などがありましたが、これはその中でも満足できる出来でした。
話を「スター誕生!」中心に絞った点、この手のドラマにありがちな偉人伝にしなかった事、萩本欽一や中三トリオなどイメージに合わせた配役(阿久悠を演じた田辺誠一はイメージじゃなかったが)などが良かった点です。
濃いファンの中には、足りないエピソードもあると不満もあるようですが、2時間そこらのドラマとしては、これ位の詰め込み量で良かったのではないかと思います。あくまでも事実を基にしたフォイクションですから。
それから実際の当時の映像もあって、日テレは結構がんばったなと思いました。
時代が変わり、アイドルも日本の大衆音楽もあり方が変わった今は、もう「スター誕生!」のような番組は作れないし、阿久悠のような作詞家も生まれないでしょう。
昭和はどんどん遠ざかっているのです。