戦後60年

ほんとにほんとにご苦労さん

フィリピンのミンダナオ島に元日本兵生存、このニュースを聞いて、最初に頭に浮かんだのは、やはり横井庄一さんと小野田寛郎さんです。
あの当時でさえ衝撃だったのに、更に30年ですか。あと40人は生存しているだろうと推測されるそうです。
いま日中関係をこじらせている靖国参拝問題では、中国側も小泉首相側も主張が形骸化していて、あの戦争についてはもはや理屈のみでしか語られなくなっていくのか、と思っていたんですが、このニュースを聞いて、一気に生々しさが蘇りました。
昭和42年(1967年)生まれの私の世代では、親は戦中戦後の貧しい時代に子供時代を過ごし、祖父は兵隊として戦地へ向かったというのが、一般的でした。
直接的には太平洋戦争の事は知らなくても、日常生活の中で垣間見る事はあったのでした。
そういえばドリフの歌には軍歌をアレンジした曲も多いです。
これは思想的な事とは関係無しに、レコードが出された昭和40年代は軍歌が日本人の日常的な歌として残っていたという事でしょう。